【意外と難しい】サテンステッチで「丸い刺繡」をキレイに仕上げる7つのコツ

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葉っぱやお花、さくらんぼ、団子などさまざまな図案で使われる丸型の刺繡

 

一見、簡単に縫えそうですが、意外と難しい丸型。

 

キレイな丸(マル)を刺繡したいのに、楕円のような不格好な形になってしまう・・・

 

キレイな丸型に仕上げるためのコツがつかめない・・・

キレイな丸になる時と、ならない時の差が激しい・・・

 

刺繡初心者さんに限らず、多くの人がこのような悩みをお持ちのようです。

 

この記事では、サテンステッチで丸(マル)をキレイに刺繡するための7つのポイントや、簡単にできる6つの丸型デザインについて画像付きでご紹介します。

 

ポイントを抑えることで、失敗することなく毎回キレイに仕上げることができるようになるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

 

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【サテンステッチ】キレイな丸に縫うための7つのポイント

「サテンステッチ」でキレイな丸型に埋めるやり方をポイント交えてご紹介します。

  • 円定規を使って図案を書く
  • 布を歪ませない
  • 真ん中に基準を入れ、半々に分けて縫う
  • 図案の線を覆うように針を刺す
  • 針の持ち方に注意(糸のねじれ防止)
  • 糸を平行に並べるように刺す
  • 円の端は前の糸の中から出し、中に入れるように刺す

 

追加で必要な道具や材料は、円定規のみ。
あとはいつもの道具(刺繡糸/針/布/刺繡枠/ハサミ/チャコペン)でOKです!

ポイント1:円定規を使って図案を書く

 

図案を書く時は、必ず円定規を使いましょう。

キレイな「まん丸」に仕上げるには、図案がキレイに書けているかどうかで決まります。

 

こちらの円定規は、豊富なサイズの丸を簡単に書くことができるため、さまざまな作品の制作に役立ちます。

 

 

 

残念ながら100均には売っていなかったので、amazonで購入しました!
意外と使用頻度が多いので、1つ持っておくと非常に便利ですよ♪

 

ポイント2:布を歪ませない

刺繡枠をはめる時は、布が歪まないよう注意しましょう。

 

布が歪むと、せっかくキレイに描いたはずの丸が楕円形になってしまいます。

 

【歪まない刺繡枠のはめ方】

  1. ネジを緩め、内枠を外す
  2. 布の下に内枠を置く
  3. 外枠を左右に広げ、ネジが付いている方の上半分を2.にはめ込む
  4. ネジを締める
  5. 平らな場所に置き、外枠全体をはめ込む

 

 

ポイント3:真ん中に基準を入れ、半々に分けて縫う

 

丸の図案の真ん中に、刺繡糸で基準となる線を入れる。

上の図のように半円が2つできるので、片方ずつ刺繡していく。

 

真ん中に入れる基準は、縦・横・斜めどれでも大丈夫です。自分がやりやすい方向に基準を入れましょう!

 

ポイント4:図案の線を覆うように針を刺す

刺繡する際のポイントは、「図案の外側を覆うように刺繡糸を通す」こと。

図案の内側や、図案の上に針を刺してしまうと、丸の輪郭部分がガタガタになってしまいます。

 

ポイント5:針の持ち方に注意(糸のねじれ防止)

糸のねじれを防ぐために、刺繡針の使い方に注意しましょう。

ポイントは、「糸を回転させない」こと。

まず、人差し指と親指で針を持ち、裏側から針を通します。

表に針が来たら、中指をスライドさせるように動かし、針だけ一回転させて裏側に刺します。

糸がねじれると、仕上がりが汚く見えるので、ねじれないよう慎重に縫っていきましょう!

 

また、糸を引く時は強く引っ張らないように注意しましょう。

反対に、引く力が弱いと糸がたるんでしまいます。

 

ポイント6:糸を平行に並べるように刺す

糸を平行に、隙間なく面を埋めていくことを意識して縫いましょう。

「平行になってるか心配」、「どこが平行なのかよく分からない」という場合は、上の画像のように丸の中にガイドラインを引いておくと刺繡しやすくなります。

ガイドラインを引く時は、定規を使うとキレイな仕上がりになりますよ!

 

 

ポイント7:円の端は前の糸の下から出し、中に入れるように刺す

円の端までしっかり縫います。

端を縫う時のポイントは、前の糸の下から針を斜めに出し、前の糸の下に向かって針を斜めにして入れ込むことです。

 

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【完成】

丸刺繡の完成です!

 

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【刺繡初心者にもおすすめ】簡単にできる6つの丸型デザイン

丸の刺繡は、面を埋め尽くすサテンステッチだけではありません。

他にもさまざまなステッチを使ったデザインがあります。

この項目では、刺繡初心者さんも簡単にできる6つの丸型デザインについてご紹介します。

デザインは全て2本取りで刺繡しています!

ぷっくり立体感のある丸

ぷっくりとした丸が特徴のデザインです。

丸の図案の中に隠しステッチ(バックステッチ)をランダムに縫い、その上に今回ご紹介したサテンステッチを縫っています。

隠しステッチをたくさん刺すほど厚みが出るので、ぷっくり感を出したい場合におすすめです。

 

小さな丸におすすめ!「フレンチノットステッチ」

フレンチノットステッチは、玉止めや結び目のようなステッチです。

人の目や、動物の毛、木の実、小花、小さな丸の刺繡に使用されることが多いです。

フレンチノットステッチ単体でも可愛いですが、複数並べて形を作るとモコモコ感が出てより可愛らしい仕上がりになります。

 

「バックステッチ」で中を埋めない丸枠

基本的なステッチの一つであるバックステッチ

その名の通り、刺した所から後ろに戻りながら同じ間隔で縫っていくステッチです。

お花や葉っぱ、動物、文字の刺繡などさまざまなシーンで使用します。

 

 

「サテンステッチ」でドーナツ型の丸

こちらは丸の中心を中抜きした「ドーナツ型」のデザインです。

サテンステッチで縫いました。

ドーナツや、クリスマスのリース、お花の刺繡におすすめです。

 

 

「チェーンステッチ」で丸枠

こちらは鎖(くさり)状のステッチです(チェーンステッチ)。

縫い目1つ1つが丸く、可愛らしい仕上がりになります。

丸いフレームとして刺繡するのにおすすめです。

 

外枠デザインだけでなく、中を埋めても可愛いですね!

 

「スパイダーウェブローズステッチ」で花型の丸

丸の中に刺繡糸で5本の基準線を縫い、その基準線に糸を交互にくぐらせます。

布に縫わずにくぐらせるだけで、立体感のある丸いバラ(薔薇)ができます。

 

刺繡糸だけでなくリボンの紐を使うと、よりお花の雰囲気が出るのでおすすめです!

まとめ

以上、サテンステッチで丸(マル)をキレイに刺繡するためのポイントや、初心者さんでも簡単にできる6つの丸型デザインについてご紹介しました。

 

丸をキレイに刺繡するための一番のポイントは、「円定規を使って図案を書く」こと。

フリーハンドで書いてしまうと、どうしてもいびつな形になってしまいます。

ただし、刺繡枠をはめる時に布が歪んでしまうと、キレイに書いた図案まで歪んでしまうので、注意しましょう。

 

 

また、丸の刺繡はサテンステッチだけでなく、さまざまなステッチを使うことで同じ丸でもイメージがガラッと変わります。

今回ご紹介した丸型の刺しゅうデザインは、どれも簡単にできる内容なので、ぜひ取り入れてみてくださいね!