水に溶ける刺繍シートはダイソーやセリアで買える?
通常の水に溶ける刺繍シートとの違いも知りたいな!
刺繍時の図案写しは図案を直接描き込んで水に溶かす『水に溶ける刺繍シート』が超便利!
図案を写すトレーシングペーパーや布に転写するチャコペーパー(複写紙)を用意する必要がないうえに、図案写しの手前や時間を大幅に省くことができます。
刺繍経験者さんはもちろん、初心者さんでも簡単に使えることから、少し前からダイソーやセリアなどの100円ショップでも販売されるようになりました。
しかし、SNSを見ると「最近見かけない」「どこの100均で買える?」という声がありましたので、この記事では販売状況や、実際の使用感、通常の刺繍シートとの比較・違いについて詳しくご紹介します。
また、おすすめの溶ける刺繍シートについてもレビューしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
水に溶ける刺繍シートはどこの100均で買える?
水に溶ける刺繍シートは、どこの100円ショップで買えるのでしょうか?
店舗だけでなくネットストアを含め、独自調査してみました。
以下の表をご覧ください。
100円ショップ | 取り扱い | 商品名 |
ダイソー | × | – |
ワッツ | × | – |
セリア | 〇 | 刺しゅう用下地シート |
ダイソーでは以前まで販売されていましたが、現在は廃盤となっているようです
廃盤となったダイソーの「刺しゅう用下地シート」
こちらが以前まで販売されていたダイソーの「刺しゅう用下地シート」です。
私自身、刺繍を始めた頃に何度もリピート購入していました。
【レビュー】セリアの水に溶ける刺繍シートの使用感
2024年10月現在、100円ショップで購入できる水に溶ける刺繍シートは、こちらの『刺しゅう用下地シート』です。
シートはマット素材で、和紙を触っているようなザラザラとした触り心地をしています。
シートの透け具合を見てみました。
はっきりした図案であれば、写すことはできますが、図案が薄かったり細かい場合は、見えづらいので手描きでは写せません。
ただ、「刺しゅう用下地シート」は家庭用プリンターに対応しているので、細かい図案を写したい場合は、直接印刷するなどして対応しましょう。
裏面には、糊(ノリ)が付いています。
実際に何度か貼る剥がすを繰り返してみましたが、5,6回ほどで粘着力がなくなりました。
ホコリやゴミが付くと粘着力が弱まるので注意!
セロテープほどの粘着力はないので、基本的には一度貼ったら剥がさないようにしましょう。どうしても使用したい場合は、待ち針で固定してから刺繍しましょう。
実際に図案を写してみました。
今回使ったペンは、長年愛用している『チャコパー アーチスト(青)』です。
極細なので、細かい図案も簡単に描けるからおすすめ♪
この図案は、今流行の推しぬいを作るイメージで、あつ森で設定している女の子の『目』を刺繍してみました。
完成後は、図案を水に溶かします。
刺繍が傷まないよう、優しくもみ洗いして落とします。
セリアの水に溶ける刺繍シートの使い方
- 水性ペンで図案を描く
- 図案のサイズより少し大きめにハサミでカット
- 裏面の剥離紙を剥がし、布に貼る
- 刺繍枠をはめて3がヨレないように整え、刺繍する
- 洗面器いっぱいにぬるま湯を入れる
- 刺繍したものを5に入れて浸す
- シートが完全に溶けるまで優しくもみ洗いする
- タオルに挟んで水気を切る
- アイロンをあててシワを伸ばし、乾かす
手汗やべた付きが気になる場合は、洗濯洗剤を少し入れるといいよ♪
実際に使って感じたメリット
実際に100均セリアの「刺しゅう用下地シート」を使って感じた最大のメリットは、『写した図案がはっきり見える』です。
シートが透けないため、白や黒などどんな色の生地でも図案がはっきり見えます。
実際に使って感じたデメリット
一方、使って感じたデメリットは、『図案が写しにくい』です。
刺繍の仕上がりを良くするには、図案写しは重要なポイント。
刺しゅう用下地シートに直接描き込めるのであれば問題ありませんが、図案をなぞって写す場合は、非常に使いづらいと感じました。
【比較】100均の刺繍シートと通常の刺繍シート
100均セリアの刺繍シートと通常の刺繍シートを比較してみました。
参考にしたうえで、あなたの目的に合う刺繍シートを選びましょう!
人気商品『キルターズシークレット』と比較してみました
商品名 | 刺しゅう用下地シート | キルターズシークレット |
サイズ | 17.8×12.7cm | 75×100cm |
付属枚数 | 1枚 | 1枚 |
素材 | パルプ | ポリビニルアルコール100% |
カラー | ホワイト | 白い半透明 |
のり | あり | あし |
比較①シートの素材
セリアの刺しゅう用下地シートは、和紙のような見た目で、ザラザラとした触り心地が特徴です。
一方、キルターズシークレットは布のような見た目で、硬すぎず柔らかすぎない程よくふわふわとした触り心地です。また、シートには糊(ノリ)が付いていないので、表裏どちらでも使用できます。
比較②図案の写しやすさ
セリアの刺しゅう用下地シートは、キルターズシークレットと比べてシートの厚みがあります。そのため、透け感がなく、図案が見づらくて写しにくいです。
一方、キルターズシークレットは、シートが薄くて透けているので、図案がはっきり見えます。
比較➂図案残り
こちらが実際に刺繍したものです。
画像右のキルターズシークレットは、図案残りなくキレイに消えました。
一方、セリアの刺しゅう用下地シートは、若干白いシートが残ってしまいました。
おすすめの刺繍シートは「キルターズシークレット」
この項目では、「キルターズシークレット」がおすすめな理由を3つご紹介します。
おすすめな理由①1図案あたりのコストが安い
キルターズシークレットがおすすめな理由その1は、『1図案あたりのコストが安い』です。
商品名 | 刺しゅう用下地シート | キルターズシークレット |
サイズ | 17.8×12.7cm | 75×100cm |
取れる図案数※1 | 2個 | 108個 |
1図案あたりのコスト(税抜)※2 | 50円 | 7.8円 |
※1 取れる図案数は、8cmの刺繍枠に合わせてカットした場合の数
※2 キルターズシークレットは、Amazonでの価格をもとに計算しています
例えば、8cmの刺繍枠内の図案を転写するとして。
セリアの『刺繍用下地シート』では2つ分の図案を写すことができます。
一方、『キルターズシークレット』からは縦9・横12個なので、合計108個分の図案を写すことができます。
1図案にかかるコストが圧倒的に安いので、ハンカチや巾着、推しぬいなどさまざまな物にたくさん刺繍したい場合におすすめです。
刺繍初心者さんなら、たくさん練習できるね!
おすすめな理由②図案が写しやすい
キルターズシークレットはシートが透けているため、くっきり・はっきりした図案から細かい図案まで正確に写すことができます。
おすすめな理由➂図案がキレイに消える
キルターズシークレットは、水溶性の性質を持つポリビニルアルコール素材でできているため、水に入れるとすぐに溶けます。
擦ったり揉んだりしなくても簡単に落とすことができます。
また、べた付きや溶け残りがないので、キレイな仕上がりになります。
まとめ
以上、100均の水に溶ける刺繍シートの販売状況や、実際の使用感、通常の刺繍シートとの違い、そしておすすめの溶ける刺繍シート『キルターズシークレット』についてご紹介しました。
水に溶ける刺繍シートは、100均ダイソーでは廃盤になってしまいましたが、セリアで購入することができます。
しかし、図案が写しにくいというデメリットがあるため、個人的にはキルターズシークレットがおすすめです。
キルターズシークレットは、1回の購入価格はセリアの商品よりも高いですが、シートのサイズが大きいため、1図案あたりのコストがセリアの商品よりも圧倒的に安く、たくさんの刺繍ができます。
今回ご紹介した内容を参考に、あなたの目的に合う刺繍シートを選びましょう!